わかっているはずの事を改めて体験することの効果

うちで行っている研修プログラムの一つに「話の聞き方を体験する」というワークがあります。

二人一組で話し手と聞き手に分かれ、聞き手の方が「退屈そうに」「相槌を打ちながら」「熱心に楽しそうに」の3パターンで話を聴くという単純なワークです。

この単純なワーク、なかなか深いんです。

皆さんの予想通り、退屈そうに聞かれるよりも熱心に話を聞かれたほうがモチベーションが上がります。
受講生もそんなことはわかっているのですが、頭で理解しているのと体験するのではやっぱり違うんです。

「やっぱり嫌な態度で聞かれるとむかつきますね!」
「話す気がしなくなってきますね」
感想ではそんな声を聞くことができます。

受講生は現場のリーダーや幹部クラスの方々なので、普段は自分たちのほうが部下の話を聞く立場。
自分たちも昔は上司に話をする時に「こっち向いて話し聞けよ…」「生返事ばかりしやがって…」などと腹の底で思っていたはずなのですが、立場が上になっていくにつれ気がつけば同じような態度になってしまった人も居るようです。

 

いくら頭でわかっていても、実際に体験をしてみてハッとする瞬間があります。
特に立場が上になってくると、わかっているつもりでいつの間にか若手の頃や、現場に居た頃の感覚を忘れてしまっていることがあります。
企業のリーダー研修はそういう昔の感覚を呼び起こしてくれる効果があります。