成功しているGoogleのチームの共通性

ホッテントリに上がっていたこちらの記事の原文を見に行ったらちょっとニュアンスが違っている感じだったのでメモ。

www.lifehacker.jp

元になった記事はこちら。

rework.withgoogle.com

僕は高校の頃、追試の常連になるほど英語が苦手だったのだけど、タイトルからだいぶニュアンスが違いそうと言うのは分かる。
ライフハッカーのタイトルだとGoogleが様々なチームの取り組みについて調査した結果、成功しやすいチームの共通点を発見したようなニュアンスに受け取れるが、元タイトルはあくまでGoogleの社内チームについての発見ということで微妙にニュアンスが違う。
まあ本文ではキチンと社内での調査であることはフォローされているのだけど、個人的にはグレーな訳し方だなと思った。

 

まあそれはいいのだけど、気になったのが共通する5つの特性を並べた順番。
元エントリの方では

 

  1. 心理的安全性:メンバーはチーム内でリスクを取ったり弱点を晒しても大丈夫と感じることが出来る
      ↓
  2. 信頼性:チームメンバーはお互いの仕事を時間的・品質的に信頼している
      ↓
  3. 構造と明快さ:メンバーは明確なルール、計画、目的を持っている
      ↓
  4. 仕事の意味:チームメンバーは仕事内容に重要な意味を感じている
      ↓
  5. 仕事のインパクト:チームメンバーは自分たちの仕事が重要であり、世の中に変化をもたらすと信じている

という矢印のフロー付きの イラストで紹介している。
つまりこの順番も重要な要素であるはずなのだが、ライフハッカーの記事ではなぜか順番を

1. 信頼性

チームメンバーは、基準をクリアする品質の仕事を、決められた時間内に終わらせることができる。

2. 構造と透明性

チームメンバーは、明確な役割、計画、目標を持っている。

3. 意味

チームメンバーは、仕事に個人的な意義を感じている。

4. 影響

チームメンバーは、自分たちの仕事には大きな意味があり、社会全体の利益にプラスの影響を与えると信じている。

そして最後の1つは、特にインパクトがあるものでした。

5. 心理的安全性

 

のように変えている。
全く逆さになっているのであればまだ分からないでもないのだけど…。
確かに原文では、もっとも重要なものは心理的安全性」であると書いているので、この記事を書いた人がそこにフォーカスを当てるためにわざとこのような紹介の仕方をしたのかもしれない。

 

しかし原文の意図は、もっとも重要だからこそ心理的安全性(人としてお互いを信頼できるか)の確保を一番最初に行うべきで、その次に仕事のクオリティ、チームの仕組み、最後に仕事の意味とチームのビジョン、という積み重ね方を提案しているのではないだろうか。

もっとも原文は昨年度に書かれたものらしく、それを上記のような紹介の仕方でこちらの記事が取り上げ、それをライフハッカーが転載ということらしい。

www.inc.com

アメリカでは色々な事情で「心理的安全性」の重要性を求める声が高まってきているので、こういう記事が書かれたのかな、と邪推であります。